小さな会社の稼ぐ技術

2017年11月17日

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会社で定期的に会報をお客様に配っているのですが、

先日わたしにもその執筆順番が回ってきました。

 

びっくりするくらい書けませんでした。

 

まだまだ精進が足りません。

初めましての方も多いかと思いますので、何度でも自己紹介いたします。

会計事務所に所属する3年目ひよっこスタッフのするめでございます。

なにとぞよろしくお願いいたします。

 

さて、最近積読消化期間でしてこのカテゴリの記事がみるみる増えているのが

おわかりでしょうか。

積読本はまだまだありますが、そろそろ本来のカテゴリについても

皆さんに知っていただきたいのでこれをもってしばらくお休みさせていただこうかなと

思っております。

 

今回は栢野克己(かやのかつみ)さんが書いた「小さな会社の稼ぐ技術」

というものを紹介したいと思います。

 

 

小さな会社の稼ぐ技術
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きっかけ

今の会計事務所に入社した理由の1つとして

「開業したて、もしくは開業して間もない中小企業を支援したい」

というものがあります。

 

わたしが学生の頃に父が起業をしており、起業というものには少なからず興味がありました。

(注:父の会社は専門知識がふんだんにいる業種ですので継承という概念は存在しません)

 

ただ、学生の頃から特にこれといったアイデアもなく『◯◯がしたい!』

という熱い何かを抱えていた訳でもありませんでした。

また、今でもその思いはあるのですが自分が何かを創造しているというイメージが

湧かないんですよね。

 

そこで思いついたのが「何かを創造する人たちを支援する」会計事務所という業種。

 

おやおや、天職じゃなかろうか?

 

失礼、脱線しました。

そんな思いでお客様である中小企業にわたしの知識で少しでも前へ、前へと進んでもらうため

探り当てたのがこの本です。

 

どんな本?

ランチェスター戦略において戦略とは、

 

・強者の戦略

 

・弱者の戦略

 

これらたった2つのみとなります。

この本は後者である弱者、つまり資本が少ない、シェアが足りない、

歴史が浅いなどの企業に絞った戦略について書かれた本です。

 

読んでからびっくりしたのですが、この本よくある理論について

つらつら書かれているわけではなくほぼほぼケーススタディで占められています。

 

著者ほとんど出てこないです。

 

いや、これは決してけなしているわけではなく、イメージしやすいように

具体例に絞っていくことによってわたしたち会計事務所の人間や

開業したての方にとってとても読みやすい本に仕上がっておりました。

 

学び

前述の本の概要で申し上げたように、この本の8割はケーススタディとなっております。

3人ほどの体験談が入っていたかと思いますが、その方々の戦略はわたしが

見落としていた方法ばかりでした。

 

例えば最初のケースで特集されていた弁当屋の話ですが、

移動時間は最大の敵と配達のエリア広げるどころか狭めています

売上が落ちたら、、、とヒヤヒヤしながら読んでおりましたが、

このケース多少なりとも落ちたものの利益率がガツンと上がっておりました。

 

また、お客様に手書きのハガキを送るなど、

手間をあえてかけることによって利益を生み出しております。

これもまた効果はバツグンで、顧客満足度を高めリピーターを増やす

良い結果となっております。

 

これから分かるように、ある程度の規模の会社ではやらないような

思い切った戦略が書いてあり経営のヒントがたくさん詰まっている一冊でした。

 

読んだ後だと、当たり前だと思ってしまうのですが(不可逆ですね。。。)

ついつい利益を追い求めるあまりついつい効率化、粗利率だけを

重視してお客様と話していたのを思い出し反省しております。。。

 

まずはお客様目線に立つこと、これが本書が書く弱者戦略の第一歩なのかなと思います。

それでは。

 

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