源泉所得税のことでもう銀行に行く必要はありません!

2018年7月12日

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このツイートを見てびっくりしました。

かのイケハヤさんでも銀行で納付しているってことは、まだまだ知名度が低いんですね。。。

こういったものを汲んでわたしたちはサービスや情報を提供しなければいけないのに。

これは反省です。

 

どうも、するめでございます。

みなさまご安心ください。

この悩み、ある制度を使えば全てパソコン上で解決します。

 

 

 

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ダイレクト納付を使って自宅で源泉所得税を納付しよう!

 

ダイレクト納付の手続(国税庁HP)

 

国税庁のHPでサラッと載っているこの制度。

これはちゃめちゃに便利です。

 

 

この制度を使えば法人・個人問わず家から一歩も出ることなく、

毎月・もしくは半年に一回の面倒な源泉所得税の納付を行うことができます。

 

 

実はこの制度、地味にたまに届く納付書に案内が混じっていますが

イケハヤさんのこの様子を見るとみんな税理士さんに渡すか納付書だけ見て

捨てているっぽいですね。

完全に税務署と税理士の怠慢なんですよね、これって。。。

 

 

 

失礼。

ダイレクト納付は国税と名のつくもの大体に使えるんですが、

本記事では省略します。

 

 

この制度を利用するのに必要手続きがいるので、

それも含めて書いていこうかと思います。

 

 

 

 

開始手続きにあたり準備するもの。

 

手続きをするにあたって以下のものをご準備ください。

手続きに必要な書類は作業フローの中で都度ご案内しますのでご安心ください。

 

パソコン

ネット環境

ボールペン

 

字稼ぎです。後で言い訳します。

 

 

法人の場合は社判

 

株式会社〇〇

代表取締役 △△

 

という風にペタッと押せるものです。語彙力。

あれば便利という程度なので、なければ別に大丈夫です。

 

 

引き落としする銀行の支店名、口座番号

 

銀行の通帳があればベストです。

当座預金の場合は通帳がありませんのでご注意を。

確か約束手形・小切手に番号が書いてあった気がします。

 

 

銀行印

 

必ず前述の引き落としをしたい口座を作った際に登録したものをご準備ください。

二度手間を防ぐためにフローに進む前に今一度ご確認を。

 

揃いましたか?

 

パソコン・ネット環境・ボールペンを挙げたのは

これを挙げないと行けないくらい準備するもの少ないです。

さて、ついに具体的なフローに移ります。

 

できるだけ簡単に書こうとは思っていますが、

わからない部分があればTwitterかメールでお気軽にご相談くださいね。

 

 

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ダイレクト納付の開始手続きフロー

 

まずはダイレクト納付開始の依頼書を提出

 

これがないと何も始まりません。

まずは、以下のHP(さっきのと一緒です)の下の方にございます

 

国税ダイレクト方式電子納税依頼書 兼 国税ダイレクト方式電子納税届出書

 

をダウンロードして記入・押印してください。

解約間違えて書かないようにしてくださいね。

 

 

ダイレクト納付手続

 

 

入力式をダウンロードしてある程度データ上で記入してから印刷して、

判子を押していったほうが効率的です。

 

 

記入後、これを管轄の税務署に郵送してください。

あとで説明しますe-taxでも手続き完了については確認できますが、

 

ただどうしても書類がちゃんと届いたか確認したい!

 

という方は、2部と返信用の封筒を同封して送ると受付印が押された書類が返送されます。

お好みでこの手法を使ってください。

 

ちなみに、手続完了には2~3週間かかります。

待っている間に2と3をやっておきましょう。

 

 

 

参考:ダイレクト納付書類の書き方

各項目ごとの注意事項を軽く以下に記載しておきます。

くどいかもしれませんが、間違えると出し直しで二度手間です。

サクッと終わらせちゃいましょう。

 

 

年月日

郵送する日でいいです。面倒なら空白でも大丈夫です。

 

 

~税務署あて

管轄の税務署名を書いてください。

郵送先と同じ宛先になります。

 

 

氏名(右上部分)

法人は〇〇株式会社 代表取締役△△まで書いてください。

個人の方は氏名だけで大丈夫です。

押印部分は銀行印と同じで大丈夫です。

 

 

指定預貯金口座

銀行口座に登録している情報を記入してください。

申告納税地は同上となる場合が多いですが、

確定申告の提出を事務所の管轄で提出している方はその住所を記入する必要があります。

 

以上簡易ではありましたが書き方口座でした。

はい、次どんどん行っちゃいましょう。

 

 

 

 

 

利用者識別番号を取得

 

1.「あっ、持ってる」とこの言葉にピンときた方

 

2.確定申告は税務署に行ってしているが、なんか税務署で端末を触って申告した方

 

3.確定申告を税理士さんに任せて電子申告してもらっている方

 

以上の方は、この項目は飛ばしてください。

1.2の方は利用者識別番号とパスワードがどこかにあるはずです。

3の方は大体税理士さんが番号とパスワードを持っているので、

聞いてみるか、一度相談してみてくださいね。

 

 

ダイレクト納付をするにはこの利用者識別番号が必要不可欠です。

というのもネット上で行うので、アカウントのようなものを発行する過程が必要となります。

 

アカウント、利用者識別番号の作成は以下のサイトから進んでください。

 

 

 

e-taxの開始届出書作成・提出コーナー(e-taxHP)

 

 

 

ガイダンス通りに進んでいただければ、そんなに詰まることなく作成ができるかと思います。

番号とパスワードは忘れずにメモをするか、印刷・PDF化して取っておきましょう。

この番号忘れるといざという時はちゃめちゃ面倒です。

 

 

あ、そうそう。

登録の際にメールアドレスを普段から見るメールに登録しておくと、

本手続きを始めとした確定申告などの還付や振替納税など完了した際に

メールが来るようになります。

 

便利ですのでできるだけ普段遣いするメールアドレスを登録するようにしましょう。

 

 

 

 

Web版e-taxの設定をする

 

実はダウンロード版とWeb版、最後にスマホ版があるんですが、

今回はわたしが使ったことがあり、一番手軽だと思われるWeb版で説明します。

 

スマホ版はログインしてみましたが、視認性が悪いのと機能が

更に制限されているようなので今回は割愛します。

デスクトップ版はWeb版でも制限されていたすべての機能が使えるので、

慣れてきた方はこちらでもいいかもしれません。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが①で発行した利用者識別番号を片手に

以下のHPでログインしてみてください。

 

 

 

e-tax(Web版)メインメニュー

 

 

 

はい。わたしが謝るのも変な話ですが、まさかの

WindowsはIEのみが、MacはSafariのみが対応ブラウザです、申し訳ありません

あとはその他の環境設定がちょこちょこありますが、

エラー画面に沿って設定してみてください。

 

そんなには苦労しないはずです。

 

 

ログインすると大変大変面倒ですがもう一度名前住所などの情報を

WEB版のe-taxに登録する必要があります。

利用者識別番号と連動してくれればいいんですけどね。。。

 

 

登録完了後、ダイレクト納付の手続完了までしばらくお待ち下さい。

上でも申し上げましたが2~3週間ほどかかります。

それまでに納付しなければならない場合は銀行に行って紙の納付書で

納付するか、インターネットバンキングを使って納付するしかありません。

 

インターネットバンキングの方法については本記事ではとりあげませんが、

気になるかたはこちらを御覧ください。

 

 

いざ、ダイレクト納付!

 

さて、手続完了しましたらいよいよ実際に納付作業に移ります。

ワクワクするのはわかりますが、適当に手続きしないように。

 

 

 

ダイレクト納付開始手続きが完了したかどうかはメッセージボックスと呼ばれる、

お知らせ確認画面からわかります。

 

Web版にログインしていただいた後、

「送信結果・お知らせ」内のメッセージボックス一覧から確認できます。

ダイレクト納付登録完了通知という手続き名で格納されているはずです。

 

 

今回はタイトルの源泉所得税のうち、

納期特例制度を適用した場合の納付手続方法で説明させていただきます。

 

 

申告・申請・納税→新規作成より納付書を作成する

 

新規作成を押すと色んな申請がズラッと並びますが、その中にある

 

給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)

 

を選択してください。

 

 

その後、提出先税務署の画面が出てきますので

管轄の税務署にきちんとなっているか確認した後、次へを選択してください。

 

 

 

納付書作成画面にて各種項目の入力

 

納期等の区分及び区分の入力という画面に入ると思いますので、

そこで該当する期間と支払った給与・報酬に該当する部分をチェックし、次へ進んでください

 

次の画面は見覚えがあるかと思います、あのピンクのやつそのままです。

金額と左下にあります所得税徴収高計算用紙の送付の要否をチェックして進んでください。

 

これは紙の納付書がいるかどうかのチェック項目ではあるんですが、

ダイレクト納付ができたらもういらないかと思います。。。

 

 

申請内容の確認作業・申請データの送信

 

あとは金額が間違っていないかを次の画面で確認してください。

印刷ももできますので必要に応じて使ってみてください。

なお、手続完了後でもこの画面は保存できるのでご安心を。

 

全ての項目の確認ができたら受付システム送信画面より送信してください。

これで、あとはダイレクト納付するだけとなりました。

長かったですね。。。

 

 

ダイレクト納付手続きを行う

 

送信が終わったら、送信結果・お知らせ画面からいくメッセージボックスよりダイレクト納付の手続きをします。

 

 

ちなみに実際に申請はできなかったので、ここからは

クライアントのものを申請した時の記憶ベースでお話します。

少し内容が違うかもしれませんがご容赦ください。。。

 

 

メッセージボックスには先ほど申請したものに対する

受信通知というものが届いているかと思います。

 

そのメッセージをクリックすると受信日時や金額などの情報が表示されるのですが、

その下にダイレクト納付の手続きの項目があるかと思います。

 

その箇所をクリックすると

開始手続の際に実際に登録した銀行口座にて引き落としをするよう手続きができます。

おつかれさまでした!

 

 

あ、ちなみに納付の日時は指定することができます。

つまり、すぐ納付というのではなく先の日付を入力することができます。

 

ただし、これはその納付期限以降は指定できないのでご注意ください。

納期特例制度でいうと上期は7月10日、下期は1月20日ですね。

また、期限日が銀行休業日の場合は、その次の営業日になります。

 

 

引き落としできたかの確認はどうする?

 

最後に、こちらの補足を。

これは基本的にダイレクト納付を指定した日の朝に自動的に

納税識別番号を作る際設定したメールアドレス宛に完了の連絡がくるようになっています。

 

 

また、前述のメッセージボックスでも確認ができますので、

いずれかの方法でご確認ください。

 

 

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか?

これでもうはちゃめちゃに混んでる銀行に行く手間はなくなります。

 

最初の手続きは少し時間はかかりますが、そう難しいものではありませんし

このダイレクト納付を使って他の税金も納付することができますので、

是非一度トライしてみてくださいね。

 

それでは。

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