仕事の良し悪しは手を付ける前に決まっている?~生産性が高い人の思考整理の基本/井上龍司~

2018年12月13日

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今回はビジネスの基本が学べる本をご紹介します。

「会社では教えてもらえない 生産性が高い人の思考整理のキホン」という本です。

 

ちなみに2018年12月13日時点でKindle Unlimited対象となっていました。

既に利用されている方、これからの方ももしよければ御覧ください。

 

以下、ザクッと中身を紹介していきます。

 

 

会社では教えてもらえない 生産性が高い人の思考整理のキホン
井上 龍司 すばる舎 2017-06-14
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概要

 

こちらの本は思考整理のために必要な考え方や、仕事に対する姿勢について

丁寧に書かれています。

まあ、いわゆるビジネススキルのハウツー本ですね。

 

最初「思考整理」と書いてあるのでてっきりロジカルシンキング系かなと思い

手に取ってみたのですが違いました。

ただ、入り方は違いましたが、学ぶべきところは多くありました。(後ほどご紹介します)

 

 

ただ、完全にロジカルシンキング目的で本をお探しの方は

得るものは少ないかもしれませんのでご注意くださいね。

 

さて、以下気になったところやエッセンスをまとめております。

気になった方はURLから、もしくは書店で確認してみてくださいね。

 

 

ポイントチェック

 

仕事の計画や調整に必要なのが

「そのタスクにどれくらいの時間がかかるのか」の見積もりです。

多くの方が陥りがちなのが、所要時間を考えていないために、

無茶なスケジューリングをしてしまうことです。

「とにかく全力で頑張って終わらせる」という姿勢も大事ですが、

「このタスクは3時間くらいかかりそうだ」といった見通しをしているから、

自分でやりきれるとか、他の人にお願いしようといった判断ができるのです。

 

 

最初はカンで良いので見積もってみる。

そして、実際にかかった時間との差を比較して、

最初の見積もりがどうだったかを振り返る。

それを繰り返していくことで、見積りの精度が上がってくるのです。

 

 

大まかにつくる→上司の確認→細かくつくる→上司の確認

、と少しずつ進んでいったほうがムダがありません

 

 

主張に対して適切な根拠がある状態を「論理的(ロジカル)」と言います。

「論理的」と聞くと、何やら難解な説明や複雑な構成を

想像されるかもしれませんが、決して難しいものではありません。

「降水確率」のようにシンプルでもきちんとした根拠があれば、

十分「論理的」になるのです。  

 

 

アメリカのある大学の調査によると

「5個以上の情報は理解されにくくなる」という結果も出ています。

 

 

相手に伝えるときはもちろん、自分で情報を整理するときにも、

集めた情報や出したアイデアはグループ分けするようにしましょう。

理解を深めることに加えて、自分の視点がきちんと全体を見渡せているか、

抜け落ちている視点がないか、といった確認をすることもできます。

 

 

「デザイン思考」という言葉が近年注目を集めています。

これは、IDEOという世界的に有名なデザイン会社が採り入れている、

優れたアイデアを考えるための思考法です。

少しだけ説明すると、デザイン思考の最初のステップが

「共感」、つまり観察などによって「商品の利用者と同じ気持ちになること」

となっているのです。

 

 

「引き算」の考え方もアイデアを出すためには有効です。

たとえば、従来の電気ポットから保温機能を引いたものが

「電気ケトル」です。

保温はできませんが、その分サイズが小さくて軽く、

お湯を短時間で沸かせるということで人気商品になりました。

 

 

引き算の考え方は「商品」に限らず、

形のない「サービス」においても有効です。

有名なのはヘアカット専門店のQBハウスです。

シャンプーやひげそりなどの手順を取り除き、

「 10 分カット1000円」という新しい業態の理髪店を始め、

2016年時点で国内500店近くを展開しています。

 

 

「頭がカタい」という言葉があります。

私も新人の頃に上司からそう叱られたことがありますが、

それが具体的にどういうことなのかよくわからない以上、

その直し方もわからず途方に暮れていました。

しかし、今にして思うと、それは

「ひとつの質問だけを考えている状態」ではないかと思うのです。

 

 

グラフをつくる際の注意点はふたつです。

まずは「グラフ毎の特徴を理解して使い分けること」です。

たとえば円グラフは、割合の大小を比べるのに使い、

線グラフは時間とともに量がどれだけ変化したかを見るのに使う、

などの違いがあります。

使い道を間違えると、伝えたいことが正しく伝わりません。

ふたつ目は「伝えたい部分を強調すること」です。

グラフはただ書くだけでは何も伝わりません。

 

 

プレゼンにおいて、途中で何が言いたいのかわからなくなってしまって

あたふたしている方を時々見かけます。

それは

「頭の中の整理ができているつもり」で本番に臨んでしまったためです。

本番になって初めて、中途半端な整理しかできていなかったことに

気づいたのでしょう。

 

 

接続詞はドライブにおけるカーナビのようなものです。

次に何が来るか教えてくれるから、

聞き手は次の展開を心の中で予測することができ、

「話の迷子」になりにくくなるのです。

 

 

プレゼンにおいて「要は」が出てきてしまうようなら、

うまく思考整理できていないのだと考えていいでしょう。

 

 

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おわりに

 

「思考整理」って四文字熟語にすると難しそうですが、簡潔に言うと最終目的は

頭の中にあることをきちんと説明できる or 文字として書き出すことができる

ようになるということです。

 

難しく考えず、この本に書かれているように

単語でもいいのでまずは思いついたことから書き出したり声に出したりして

みることで「思考整理」の第一歩を踏み出しましょう。

 

 

ちなみに、ロジカルシンキングについては以前より何冊か読んでいるので

また機会があればご紹介させていただこうかなと思います。

 

それでは。

 

 

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