育児と人の育て方は一緒?~一流の育て方/ミセス・パンプキンほか~

2019年1月6日

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年明け最初の読書は子育ての本でした。

 

 

いや、そんな予定は今の所100%未定なのですが。

 

 

積読、モチベーションが高い年明けからガンガン紹介していきます。

どうも、するめ(@hengenjizai)でございます。

 

 

 

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる
ミセス・パンプキン,ムーギー・キム ダイヤモンド社 2016-02-19
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概要

 

この本は、4人の子を120%の力を出して育てた母、ミセス・パンプキン氏と

その息子であるムーギー・キム氏が書かれた本です。

韓国語、中国語など色んな言語に翻訳されて世の中に出回っているベストセラーだそうです。

すごい。

 

子育て本の類は読んだことがないので、あまり比較して申し上げることができないのですが、

自分が行ってきた子育てに対する反省を記したと著者は仰っている通り、

読者と同じ目線で語っており読みやすかったです。

 

 

筆者曰く、子育ても部下や人を育てるのも方法は一緒であるとのこと。

読み始めはあまりピンと来なかったのですが、読了後は「ああなるほど」とストンと落ちました。

だって、育て方とは結局育てたい人のモチベーションや環境をどうやって高め、整えてあげることに尽きるのですから。

 

 

そしてその方法も至ってシンプルです。

それはその人にどれだけ愛情を注ぎ真摯に向かい合えるか、ということ。

基本中の基本ですが、忘れがちですよね。

人と向き合う時、どうしても自分の利益だったり損得を考えてしまう癖があるので気をつけないとなあ、と反省です。

 

 

失礼、脱線しました。

 

 

しかし、人の育成についての本はあまり読んだことがなかったので

山程マーカーを引いてしまいました。

そのせいかポイントチェックのボリュームが少し多いですが、何卒ご容赦を。

 

 

 

ポイントチェック

 

親はわが子を、ついついいつまでも子ども扱いしがちです。

しかし、子どもを大胆に信じ、決定権を広く認めていくことが、

自分の価値観(自分にとって何が大切で、自分は何が好きで、

何がしたいかという自己認識)

を育むうえで非常に重要です。

 

 

幼少期の子どもの自主的な判断をサポートするうえで目指すべきは、

「状況を客観的に伝え、選択肢をいろいろと示してあげたうえで

最後は子どもに決断させる」という態度でしょう。

 

 

親が子どもの適性を踏まえたうえで、子どもが考える材料を集めてきて、

選択肢から選ばせてあげることは、

子どもの判断力を養ういい訓練になります。

 

 

「何でもやってあげる」ことは同時に、「能力を磨く機会を奪う」こと

 

 

過保護の最大の問題は、

失敗を通じて学ぶ機会を子どもから奪っている点です。

 

 

自分で学ぶことの楽しさや知的充足感を覚えると、

その後は放っておいても自発的に学び、自律的に成長していくものです。

 

 

好きなことに打ち込めば、

その分野では誰よりもうまくできるようになるものなので、

自然と自信が育まれ、将来の転職へのヒントを得るようになるのです。

 

 

幸福な人生の大切な基本は、

周りがうらやましがる仕事をすることではありません。

視野を広げ、自分と世界を知り、自分がやっていて楽しく、好きで、

それでいて周りに喜ばれる仕事をすることです。

 

 

親の古い価値観や世間体で、子供の特性を無視してかけられた期待は、

子どもにとって負担以外の何物でもありません。

ですが、子どもの適性を踏まえ、背景に親の愛情を感じさせる適度な期待は

強いモチベーションになります。

その場合は子どもに期待をかけたりほめるのに、何の遠慮もいりません。

 

 

コミュニケーション能力の中でもとくに重要なのが

「パースペクティブ・テイキング」(相手の視点で物事を見ること)、

相手の視点やフレームワーク、価値観、見ている全体像が違う時に、

相手の視点に立って考えられるかどうかだ。

言い換えると「相手の気持や視点を理解する力」ということになる。

 

 

子どもにとって最も大切な勉強環境とは、

そばにいる親自身が「学習習慣」を持っていることです。

 

 

学問や教養は、たとえ家が泥棒に入られても、家事で全焼したとしても、

何があっても誰にも持っていかれることはなく、生涯自分自身の力になり、

ときには励まし癒やしてくれるものです。

 

 

思えば、ビジネスで大成功している出世頭は”両親とも学校の先生だった”

というケースが驚くほど多い。

もちろん大学教授や学校の先生でいあることが重要なのではなく、

大切なのは親が自分自身の学習習慣や日ごろの立ち振る舞いで、

無言のしつけをできているということであろう。

 

 

親の振る舞い方の通りに子どもは育つ

 

 

両親の仲がよく、愛情豊かな環境で育った人は、

「基本的に、みないい人だ」という性善説に立つことが多いものです。

そして、性善説に立つからこそ他人を信じることができ、

騙されても相手を騙さず、他人を信じるから自分も信じてもらえる、

という人間関係の好循環を享受するのです。

 

 

親から信頼されて育つ子どもさんは、

親からたっぷりの愛情を受けて育った子どもさんと同じように、

自己肯定感や自信、そして期待に答えたいというモチベーションが

育まれやすいものです。

 

 

最後に一番大切なものを一つだけ挙げるとしたら、

迷うことなくこの「無償の愛」を挙げます。

 

 

隠された最も大切なテーマは、親の愛情の大きさを思い起こし、

それに感謝しよう、という親孝行の大切さである。

 

 

子どもがにこにこ笑っていて、

読書好きで、

自分が好きなことと得意なことをわかっていて、

感謝する習慣を持っていて、

他人の考えを聞く力があり、

好きなことに打ち込んでいたら、

その子育てに大きな間違いはない

 

 

親孝行なんて、簡単です。

いつも自分の幸福を願って暮らしている親の存在を忘れないことです。

忘れないでいることをときどき行動で表すだけで十分です。

 

 

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おわりに

 

この本を読み終わった時、改めて感じたのは親への感謝の気持ちです。

思い返すと、この本に書かれたことを結構やってもらっていました。

親に対する不満がほとんど無いのがその証拠なんだと思います。

 

 

この感謝の気持ちはポイントチェックであったように、

いつも自分の幸福を願って暮らしている親の存在を忘れない

という方法でずっと恩返ししていきたいですね。

 

 

本年最初の本としては本当にいい収穫でした。

皆様も書店やネットで見かけられた方は是非読んでみてくださいね。

 

それでは。

 

 

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