税理士事務所ってどうやって付き合っていけばいいの?

2017年11月2日

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徐々にではありますがアクセス数が増えてきていて、

「HPに来てくださった方がちゃんと満足してくださったかなあ」

などと、たまに思いを馳せております。

 

しかし、初期に割と勢いで書いた「内訳書における役員報酬の家族分の書き方」

がぶっちぎりの人気記事なのが割と戸惑っております。

あとで、見やすく書き直さないと。。。

 

ご覧いただきありがとうございます。

会計事務所勤務3年目に差し掛かっている、脱初心者を目指すするめでございます。

 

 

さて、税理士事務所との付き合い方について取り上げてみようと思います。

税理士事務所だけではなく、会計事務所についても同義ですので、

ご心配なくこのままスクロールしてくださいね。

 

あ、ちなみに会計センターなど『記帳代行』のみを対象とした方たちについては今回は除きます。

というのも彼らは単純に仕事を外注されているだけなので、

これから書いていくことをすると彼らにとって業務外となります。

 

やってくれないわけではないでしょうが、

会計センター側は業務外のことを頼まれあまりちゃんとした対応はしないでしょうし、

会社側もそんな対応にあまりいい気分にはならないかと思います。

正直関係性を悪くするだけなので、しないことをおすすめします。

さて、長くなりましたが本題に入ります。

 

 

税理士事務所・会計事務所ってそもそも何してるの?

現在開業を考えていらっしゃる方、その他将来事業承継するであろう方々は

恐らくわたし達の仕事についてあまりきちんと聞いたことはないかと思います。

(社長や経理の人と適当に喋って帰るだけ、だなんてそんなことはありません。。。多分)

 

わたしたち税理士事務所、会計事務所は各会社と顧問契約を結ぶことにより、

税務申告や会計業務、そして給与業務など様々な業務の包括的なサポートを承っています。

 

サポートの度合いは会社それぞれで、

自計化(会社自体で前述した業務を行っていること)されている会社に対しては、

定期的な会計のチェックや、決算の際の確定申告の代行などを行っています。

 

逆に開業したてで右も左もわからない会社や個人事業主に対しては、

冒頭で述べました記帳代行という帳簿を全て作成する業務から

給与の計算はもちろんのこともっと基本的なこと行っています。

 

基本的なこと、といいますとどう言ったらいいのか少し難しいのですが、

具体的に言えば、

 

・自分の携帯代は経費で落ちるのか

・税務署からこんな手紙が来たが、どう対応すればいいのか

・屋号のついた事業用の銀行口座を作りたいのだが、どうすればいいか

・印鑑証明はどこで出せばいいのか

 

などの対応です。

正直なところ、まだまだまだまだあったりはするのですが、

書き続けると重要なところが霞んできますので省略します。

要するに、本当になんでもやります。

 

仕事をお願いすることのメリットは?

もちろん、税務署への確定申告や各種書類の提出、そして会計帳簿の作成などについては

自分で出来ないことはありません。

別に税理士なんていなくてもどうにかなるのです。

ただ、そうは言っても世の中の中小企業の大半は会計事務所、税理士事務所・会計事務所と

顧問契約を結んでいます。何故でしょうか?

 

これには、しっかりとした理由があります。

これはまだ2年間会計事務所で働いただけですが、わたしは自信を持って言えます。

 

餅は餅屋です。

 

例えばいざ独立しようとした時、1人でやろうとすると。

「開業届って出さないといけないんだっけな。。。他にも何かいるか調べないと」

などと考えければいけません。

すみません、正直言いますと時間の無駄です。

 

しつこく言いますが、出来ないことではありません。

そのような類の本はもちろんありますし、ネットにも山ほど情報は飛び回っています。

ただし、時間は有限です。

間接的な業務に時間を取られるより、その道のプロに任せることで本業に専念した方が

より早く事業を軌道に載せられるとは思いませんか?

 

 

これについては要するに時間単価だとわたしは考えています。

例えばあなたが開業届を出すためにネットで情報を探し、書き方を調べ、

そして実際に書いて出すまでにおおよそ3時間かかるとします。

 

ただ、わたしたちはそれをものの30分で完璧に終わらせます。

※ちなみに、これはわたしたちスタッフレベルです。

 

およそ2時間半の差です。

わたしたちはその開業する業界の知識は広く浅くしか持っておりませんが、

このような知識は常識となっています。

 

契約して依頼するだけで3時間分時間が浮くことになります。

その3時間、もったいなくありませんか?

このような時間の積み重ねが事業の成功を左右します。

 

もちろん顧問契約にお金はかかるので全て自分でやらないとお金が足りない、

と言われてしまうと「そうですか。。。」と引き下がらざるをえません。

が、餅は餅屋。

それぞれが得意とすることに専念することで最大限の時間の有効活用ができると

わたしは考えます。

 

ちなみに、余談です。

わたしたちからするとわたしたちの時給単価よりお客様の時給換算した単価

の方が明らかに高いので。

「頼む、こんなこと自分でやらないでくれ。」

とよく思っています、現場からは以上です。

 

 

メリットはわかったけど、どうやって関わっていけばいいの?

さて、メリットで大半の力を費やした自覚はまあまあございますが続けます。

先に起業している方から紹介を受けたり、会計ソフトからの斡旋を受けたりで

顧問契約を晴れて結ばれた方がこれからどうやって付き合っていけばいいかをお教えします。

 

 

① なんでも分からないことがあれば、とにかく連絡をする!

 

 

そう。たったこれだけです。

ただ、これって簡単そうに見えて、すごく難しいんです。

というのも、この「なんでも」というのが非常に曲者なんですね。

 

事務所と顧問契約をした時、普通の一通り説明した後こう言ってくれたはずです。

 

 

「分からないことがあれば、なんでも相談してくださいね。」

 

 

『なんでも』ってなんなんだよ!!!!

 

 

そうなのです。『なんでも』がどこからどこまでなのかがわからないのです。

わたしたちが軽い気持ちでいった言葉が、お客様を逆に悩ませているパターンとなります。

代表して謝ります。申し訳ございません。。。

 

わたしたちは決して悩ませたいがためにこんなあやふやな言葉を投げかけているわけではないんです。

本当になんでも、もとい、言い直しますね。

どんなに簡単なことでも疑問に思ったことはわたしたちに聞いてください。

と、少なくともわたしはそう考えながらお客様に申し上げています。

 

それでもまだ『こんなこと聞くのはなあ。。。』と考えてしまうあなた。

そんなあなたにはこの言葉を差し上げます。

 

せっかく毎月お金払ってるんです、元を取っていきましょう。

 

 

まとめ

 

①税理士事務所・会計事務所は会社の代わりに税金についてだけでなく

 いろんなことをしてくれる何でも屋!

 

②餅は餅屋。本業に関係ないことはすべて任せてしまおう!

 

③日常の疑問から税務のことまでわからないことがあれば、気にせず連絡!

 

とはいえ、②③については限度がありますけどね。

極端ですが最低賃金以下で仕事を依頼したりとか。。。

税理士事務所・会計事務所に所属している人も人間です。

お互い思いやりのある関係になりたいですね。

 

以上、勢いで乗り切ったような本記事ご覧いただき誠にありがとうございました。

わからないこと、お困りのことがあればメールやTwitterで遠慮なくご相談くださいね。

それでは。

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