源泉徴収票は退職した後いつ届くの?

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源泉徴収票が届くタイミングについては、クライアントを始めとして

従業員や友だちからなど、そこそこ問い合わせがあります。

 

労務業務未経験者の方は意外とタイミングが分からないんですよね。

わたしも計算する側になるまでまるで知らなかったです。

ですので、分からなくて当然です、ご安心ください。

 

 

この記事を読んでいただくと、

 

・まだ出来ていないタイミングで督促してしまった。

 

・もう届いてるはずの時点でまだだろうと待ち続けてしまっていた

 

というケースは避けられます。

短くまとめたのでよかったら、サクッと読んでいってください。

 

 

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源泉徴収票がもらえるのは最後の給料日が経過してから

 

源泉徴収票というのは、簡単に説明すると

その年に実際に支払われたお給料の情報がまとめてある書類」です。

 

じゃあ、なんで源泉徴収票っていうの?

という疑問があった好奇心旺盛な方に念のためご説明しておくと、

「(給料から)源泉徴収(された所得税額と計算根拠が記載された)

という意味です。

 

 

閑話休題。

源泉徴収票がその年に実際に支払われたお給料についてまとめられた書類ならば、

当然それはすべてのお給料の金額がわかるまでは発行することが出来ません。

 

じゃあ、具体的にこの日に辞めたらどうなるの?

という詳細についてはこの後いくつか代表例をご紹介します。

全部紹介ってなると退職日31日×締め日31日×支払日31日と29,791日になったので、

全部はご勘弁を。。。

 

 

 

ケーススタディ(退職日と締め・支払日ごとの発行日)

 

以下にいくつか経験したケースをご紹介します。

各項目の説明をさせていただくと、

 

「用語説明」

・退職日

雇用契約書などで退職となった日です。

最終勤務日とは限りませんのでご注意を。

 

・締め日

会社の給与計算上で勤怠を確定させる日です。

入社するときに多分説明があったはずです。

 

・支払日

会社から普段給料が振り込まれる日です。

土日や祝日など銀行が休みの日がその日になった場合は原則繰り上がります。

例えば、25日が土曜日の場合は24日が支給日となります。

 

 

 

月末締め翌月10日支払の会社で月末に退職した場合

 

これはシンプルなケースですね。

勤怠が確定する月末で退職をされていますので、

支払日である翌月の10日に源泉徴収票が発行されます。

 

 

20日締め当月末支払の会社で25日に退職した場合

 

このケースは少し待たなきゃいけません。

20日が締め日なので、その月の月末に支払われるお給料には、

21日から25日まで働いている分が含まれていません。

 

この21日から25日の勤務分は翌月の20日の締め日に属するものです。

よってこのケースの場合、源泉徴収票が発行されるのは翌月の末日となります。

 

 

月末締め翌月25日支払の会社で20日に退職した場合

 

日にちが少し入り組んでいるように見えますが、

このケースは最初にご紹介した「月末締め翌月10日支払の会社で月末退職したケース」

と考え方は一緒です。

 

月末に勤怠が確定する会社で確定する前である20日に退職されたため、

最初のケースと同様次のお給料に支給するまで待てば大丈夫です。

 

つまり、本ケースにおいて源泉徴収票は退職した翌月25日に発行されます。

 

 

 

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参考:源泉徴収票が発行できないケースもある?

 

レアなケースかつ、あんまり大きな声では言ってはいけないことなのですが、

せっかくなので共有させていただきます。

 

源泉徴収票には額面と呼ばれる支給額のほか、源泉所得税額や社会保険料額のほか、

お給料を支払った従業員(読んでくださっているあなた)の

 

・住所

・生年月日

・名前

 

が記載されています。

流石に給料明細が発行されている以上、名前はわかるのですが、

たまーーーに社長かお偉いさんのコネクションか何かで入った単発のアルバイトだと

給与計算される労務の方が住所・生年月日を把握していないケースがあります。

(ちなみに、当たり前ですが本来色々問題があってダメなやつです)

 

そうなると情報が足りていないので、源泉徴収票が発行できません。

 

もしケーススタディでご紹介した発行可能日から1ヶ月以上経過して、

一向に届く気配がない、連絡がない場合はは社内でそういった状況になっている

可能性があるので焦らず怒らず一度連絡してみてくださいね。

 

 

おわりに

 

今回は源泉徴収票が発行されるべきタイミングについてご紹介しました。

 

ケーススタディでは3つ紹介させていただきましたが、

もし「このケースだったらどうなの?」と他のケースについて知りたい場合は

遠慮なくコメント欄にてご連絡ください。

本文にて追記させていただきますね。

 

 

あっ、最後に。

 

 

届くのがケーススタディより遅かったときは

 

「あっ、忙しかったんだな」と思ってください。

 

決してサボってたわけではないので、怒らないでください。すみません。

 

 

それでは。

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