ITビジネスの先駆者からITビジネスの歴史を学ぼう/ITビジネスの原理(尾原和啓)

前回ご紹介した尾原氏の「どこでも誰とでも働ける」が、

今の私にとってとても勉強になるものでした。

好きな著者の作品はガンガン読んでいくスタイルですので、この勢いを殺さぬよう

「ITビジネスの原理」を続けざまに読みましたのでご紹介します。

ちなみに、前にご紹介した記事は以下のURLにございます。

気になる方は、併せて読んでみてくださいね。

転職なんて何回やってもいい/どこでも誰とでも働ける(尾原和啓)

ITビジネスの原理
尾原 和啓 NHK出版 2014-01-28
売り上げランキング : 82472

どんな本?

尾原氏は転職しまくりの人間で、本の表紙にあるように

この本を執筆した時点で転職を10回していらっしゃいます、恐るべし。

その転職の中、Googleや楽天での勤務経験などで得たITビジネス、サービスの

発達過程やその時代背景を非常にわかりやすく書いて下さっています。

この本の何がいいって、今までふわっと「流行っているなー」と思っていた

ビジネス・サービスに対してきちんと理由やその時代のニーズを言語化してくれていること

です。

わたしにまだまだ分析能力が足りていないという、鋭いツッコミは置いておいて

時々感じていたモヤモヤをスッキリさせてくれた良書でした。

ポイントチェック

何のヒントや手がかりもなく、

ブランド名などを思い浮かべることを純粋想起といいますが、

この純粋想起を取ってしまうのが最強なんです。

まず頭に思い浮かんだ場所に行く。

だから純粋想起を取ったサイトに人は集まるのです。

純粋想起を取るために重要な要素のひとつに、

最初にブランドを確立することがあります。

多くの人は、最初にブランドを構築した人を

評価する傾向にあると思うのです。

例えば価格コムと同様のサイトにECナビというサイトがありますが、

どうしても人はECナビより価格コムに向かうわけです。

Googleも、この純粋想起を取りました。

ウェブ検索といえば「Google検索」、地図なら「Google Maps」、

メールサービスなら「Gmail」、動画なら「YouTube」と、

ほとんどの分野でGoogleは純粋想起を獲得しました。

だから人が集まっているのです。

インターネットビジネスは、

情報を求めるものと求められるもののマッチングビジネスですから、

情報を求めている人が多いところに情報を出す人が集まる。

そして、情報を出す人の多いところに、

情報を求める人が集まることになります。

必然的に、ネットワークビジネスは収穫逓増の法則になりやすい。

とすると、最初に閾値を超えたところ、つまりティッピングポイント

を超えたところが圧倒的に強くなります。

そして現実のインターネットビジネスにおいて、

最初にティッピングポイントを超えたのがGoogleだった

ということになります。

SNSというメディアは、社会関係性をよくするための、

ものすごい革命ツールであると言えます。

社会関係性をよくするとはどういうことかといえば、

ふつうは友だちの管理というのはできて 20 人程度なんですが、

SNSは3000人とか10000人とかをいっぺんに管理できる。

これを「thin relationship management」といいます。

つまり薄い個人の関係性を強化していくということです。

ハイコンテクストな文化というのは、

同じ共通基盤、コミュニケーションの共通基盤があって成立するものです。

共通の基盤があるから、その共通部分はあえて言葉にする必要がない。

つまり阿吽の呼吸で説明できるし、またそれを楽しむことができるのです。

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終わりに

今回の本はiモードが普及した頃からの幅広い時代のことについて

話してらっしゃるため、ポイントの抜き出しが難しいですね。。。

わたし自身何度か読み返してその都度、入れ替えはさせていただこうかなと思っています。

しかし更新型が多いなわたし。。。

「どこでも誰とでも働ける」しかり本書「ITビジネスの原理」しかり

本当に読みやすく、尾原氏自身のパーソナリティについて読んでいくに連れて

わかってくるためどんどん読書が進んでいいですね。

もしかするとまだ尾原氏メドレーが続くかもしれませんが、何卒ご容赦を。

それでは。

ITビジネスの原理
尾原 和啓 NHK出版 2014-01-28
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